川崎の駅前にやっと完成しました。
電気設備設計として約2年にわたり携わることができました。
元々プールがあったところは、ジャングルにリノベーションし 更衣室等の諸室は、展示室、事務室に変貌するなど新しくなりました。
既存のテナントビルに入居するに対し、 法的要素、加重、換気量、水質、電力、搬入経路など様々な条件が制限されてきます。
よく既設を理解し新しい要素をどこまで取り入れられるか?
現況の法的基準に合致しているか?
施主の要求に優先順位を付けることができるのか?
など、設計者として大きな壁が立ちはだかって、 難しい課題ばかりでしたが、やりがいのある記憶に残る物件でした。
途中、コロナの影響もあり、スケジュールも厳しい時もありましたが オープンし、アロアナちゃんやカピバラ君を目当てにお客様が喜んでおられる姿をみると 縁の下の力持ちのお仕事ですが、なんだかうれしく感じます。
設計というお仕事自体、建築に限らず構造、設備も全部ですが 設計に費やす時間は、施工と同じくらいの期間がある場合もあるので、 難しい、ツマラナイ、地味なお仕事と感じる時もあります。
ですが、竣工の喜びを一度味わうと、また頑張ろうと思うのは私一人ではないはず。
高い(難しい)壁を超えられた時は、誰も褒めてくれませんが、一人喜んでいる自分がいます。
変でしょうか?
さてさて、次はどんな壁が立ちはだかるのでしょうか? また面白くなってきました。